早乙女岳〜コット谷

平成3年4月21日、コット谷から早乙女岳、 平成17年4月24日、コット谷から早乙女岳

平成18年4月29日、大熊谷〜早乙女岳〜コット谷、 平成22年4月25日、コット谷〜早乙女岳


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平成22年(2010年)4月25日 コット谷〜早乙女岳 

<メンバー>Takagi、Oba、Okada、Isoda、Futatuya、Mitamura、Goto、Hamada、Kimura、Matumura、YAMADA


河原歩き(7:51)

朝4時福井発で、徳光PAでTakagiさんと合流。
剣ゲートを6時56分出発。大熊谷を詰める計画
でしたが、谷の状況が不安なので、コット谷を
往復に変更。車道はシューズで歩きました。

コット谷出合の飯場小屋裏にシューズをデポ。
谷の雪が予想以上に少なく、徒渉と高巻きを
余儀なくされます。ここでかなりの時間を
食ってしまいました。

堰堤(8:14) 徒渉(8:23)
徒渉(8:36) 怖い高巻(8:57)


堰堤群(9:03)

コット谷下部はかなり露出が進んでいました。
ちょうどこのとき、一人のスキーヤーが滑って
きます。韋駄天のHiroseさんでした。朝4時に
ゲートをMTBで出たとのことで、速攻登山です。
彼は気持ち良さそうに滑っていきました(^^)/~~
こちらはすでにヘロヘロ状態。早乙女岳に到達
できるかどうか、不安になります。

元気な人たちはすでにコルに到達しています。
汗びっしょりになりながら、やっとのことでコルに
到着。振り向くと、剣岳や毛勝山などの大展望♪
さすがスケールが違います。真っ白なブナクラ谷も
魅力的でした。

コット谷(9:57) コット谷(10:09)
コルを目指します(10:37) コル直下(11:11)


剣岳(11:28)

休憩する間もなく、元気者は早乙女岳へと出発。
あわてて後を追います。無線で状況を交信しながら、
トボトボ稜線を進みます。途中でザックがたくさん
置いてあります。少し期待しましたが、メンバーの
ザックではありませんでした。そうこうするうちに
スキーと歩きの混成パーティーが下りてきます。
ザックは彼らのものでした。山頂まであとどれくらい
かかるか訪ねたところ、約20分とのこと。最後の力を
振り絞って、広い山頂を目指しました。
稜線(11:33) ブナクラ谷方面(11:34)
大熊山(11:47) 早乙女岳方面(12:12)
早乙女岳(12:27) 大日岳(12:48)


薬師岳(12:48)

ヘロヘロになって山頂到着! やった〜(^o^)/
こんなに辛いコット谷は初めてです。途中で
あきらめないで良かったです。大日岳、薬師岳、
弥陀ヶ原方面の展望が素晴らしい。写真と目に
焼き付けてから、カップ麺の昼食です。元気な
マッチャンは一人で滑りに行きました。さすが!
貰った一口のビールが最高(^^)

休憩後、山頂の西側の谷を滑ることになります。
この斜面は急に見えますが、雪質が良くて最高の
一枚バーンでした。途中から右にトラバースして
登りの尾根に戻ります。

大日岳(13:44) 滑降開始♪(13:46)
毛勝山方面(13:51) 広大斜面(Mr.Oba 写真提供)


滑降コース(14:24)

尾根をしばらく滑ってから、今度は右側(北東)
の谷を滑ります。ここも素晴らしいバーンが続き、
メンバーの歓声が上がります。最後は尾根分岐
から登りの尾根との間の谷に滑り込みます。
ここも北向きの谷で、素晴らしい斜面でした。
今日はデブリがなく、ザラメの非常に素晴らしい
雪質です。

広いコット谷を自由に滑ったり、フォーメーションで
滑ったり、なかなか楽しませてくれます。最後の
徒渉と高巻がなければ、最高の1日のはずです。

コット谷に合流(14:24) コット谷(14:25)
剣岳(14:26) ブナクラ谷方面(14:34)


やっと休憩(14:49)

滑り疲れて、コット谷のど真ん中でやっと休憩(^^)
素晴らしい斜面と剣岳を目に焼き付けて、連休は
どこに行こうかと会話が弾みます♪

さて、休憩後はいよいよ嫌な堰堤群です。まず、
堰堤下を強行突破。靴に少し水が入ってしまいます。
次は登りと反対側の斜面を下ることになります。
邪魔なスキー板とストックは堰堤の上から雪面に
落とします。ちょうど木の枝がぶら下がっていて、
無事に下りることができました。先頭のFutatuya
さんが痩せたスノーブリッジを渡ったので、後続も
続きましたが、下から見ると絶対に渡りたくない
スノーブリッジでした。


帰りも徒渉(15:06) 高巻(15:23)
怖いスノーブリッジ(15:28) ザブザブ(15:34)


ゲートに到着(16:55)

小又川出合の飯場小屋でシューズに履き替え、
やっと濡れた兼用靴から解放されます(^^)

道路歩きは疲れた体に堪えます。やっとの
ことでゲートに到着。振り返れば剣岳が
そびえ立っています。

時間も遅いことだし、帰りは速攻で高速を
目ざし、家には夜8時前に帰ることが
できました。コット谷とメンバーに感謝です(^^ゝ


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平成18年(2005年)4月29日 大熊谷〜早乙女岳〜コット谷 <メンバー>Takagi、Goto、Miyamoto、YAMADA


大熊谷(下部)

馬場島へのゲートが開いているという
情報で、ブナクラ谷を計画しましたが、
「あちゃ〜」 ゲートが閉まっているでは!
ゲート前の路肩には多数の車が駐車。
仕方なく予定変更です。いちばん近い
コット谷を滑ることになりました。
登りは大熊谷を使います。

ゲート 7:43発
休憩 9:15


大熊谷(上部)


大熊谷は最終堰堤から快適な登りに
なります。コルに出ると、剣岳が目前♪
休憩後、早乙女岳に向かいます(^^ゝ
痩せ尾根のアップダウンが続きます。

大熊山 11:10

大熊山からの痩せ尾根 大熊山を振り返る!
剣岳 ブナクラ谷&毛勝方面とコット谷
早乙女岳へのなだらかな稜線 山頂はもうすぐ♪


大日岳

時間を見ると、すでに12時! 標高1835mで
昼食休憩。いつものように雪のテーブルを作って、
剣岳やブナクラ谷の大展望を楽しみます♪

昼食後、なんとか元気回復して、山頂アタック。
いらない荷物をデポして、もうひと踏ん張りです(^^)

山頂には、つぼ足の先客2名だけ。大日岳の雪庇は、
あいかわらず凄いです。弥陀ヶ原や大日岳の写真を
撮って、すぐに下山です(^o^)/

昼食 12:35〜13:10
山頂 13:57〜14:08

弥陀ヶ原 コット谷を滑ります♪
コット谷を滑ります♪ コット谷で一休♪


剣岳とコット谷


山頂からは谷筋を滑ります。非常に快適な
ザラメでした。途中でトラバース気味に滑って、
稜線に戻ります。コット谷は大運動場。直滑降で
のんびり下ります。堰堤はほとんど雪で埋まって
いましたが、最後2つの堰堤は左岸を慎重に
下りました。車道歩きが長かったです。
デポ地点戻って、冷やしておいたビールで乾杯♪

<コースタイム>
デポ地点 14:19〜14:33
小又川鉄橋 15:20
ゲート 16:19着


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平成17年(2005年)4月24日  コット谷〜早乙女岳 <メンバー>Futatuya、Hamada、yamagata、Nakanisi、YAMADA


広大なコット谷(1)

待望のゲートが開いて、馬場島で前泊。(迷惑騒動付き)
朝食後、小又川出合に車で移動。6時10分出発。
左岸通しで進みます。堰堤超えがいくつかあり、
1ヶ所だけ雪が付いてなく、石垣をよじ登ります。
堰堤を下りると小さな徒渉。最後の堰堤は右岸に
移動して、堰堤の真下を歩いて左岸に移動。

広いコット谷をのんびり歩きます。コースに
迷いましたが、結局、ポピュラーな鞍部を目指す
ことになりました。鞍部には9時16分到着。
ここで遅れているkimikoさんを待ちます。剣や
ブナクラ谷、毛勝などの景観が素晴らしい♪

<標高1250m休憩 8:30〜8:40>
<標高1500m休憩 9:16〜9:30>


広大なコット谷(2) 毛勝三山とコット谷
ブナクラ谷 剣岳


早乙女岳への稜線

稜線はスキー跡や足跡でかなり荒れていました。
スキー跡がボーゲンであちこちに転倒跡。
かなり苦労して滑っているようでした。
早乙女岳には11時3分到着。先着していた
ふたつさんが、雪のテーブルを作っていてくれ、
すぐに乾杯&昼食♪ 大日岳や弥陀ヶ原の景色を
見ながら楽しいひととき。そのうちに遅れていた
kimikoさんも到着。大日岳から滑ってきた日本山岳会
アルパインスキークラブの中に知り合いがいるらしく、
kimikoさんは楽しそうに歓談していました。
風が冷たくなったので、いつもより早めに下山開始。
荒れた雪面を避けるために、途中から谷筋に入ります。

<早乙女岳 11:03〜12:05>


大日岳 弥陀ヶ原と薬師岳
悪雪とデブリ

谷筋の雪も重く、デブリでよれよれの滑りになりました。
コット谷に出ると、広大斜面で雪質も滑りやすいザラメ。
やっと気持ちよく滑れるようになります♪

仲間たち♪

再び徒渉、石垣下りをして、小又川鉄橋出合には
13時50分到着。時間に余裕があったので、
アルプス温泉に寄り道(^^)


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平成3年(1991年)4月21日  コット谷〜早乙女岳 <メンバー>Okada、YAMADA



コット谷

前夜8時発。上市を過ぎた山中でテント泊。翌日は5時起床。
剣青少年研修センターから10分ほどで、大きな小又橋。
飯場前には滋賀ナンバーのジムニーとテントが1つ。

出発は6時55分。河原沿いに進むが、堰堤に苦労。
最大の難所は、地図にない新しい堰堤。くさりかかった
木のハシゴを使って堰堤上に出ると、下は池で上は急斜面。
スキーを担いだままではこの先不安。補助ザイルを使って
荷物を下ろして、戻るはめになった。



赤谷山とブナクラ谷、コット谷

コースは少し戻って支尾根にとりつき必死のヤブコギ。
下りも緊張の連続。雪の上を慎重にキックステップで
池横に下りたのである。さらに2度、靴を履いたまま
徒渉したので、靴の中もびしょびしょ。最悪の出だしで
あった。
最後の堰堤を越えたところでジムニーの2人が休憩中。
聞くと、8時に出発して、上の林道を使って来たとのこと。
彼らもひどい目にあったらしく、帰りは絶対違うルートで
帰ると言うのであった。我々の方が1時間も早く出発
したのに、ここで同じとは!



赤谷山とブナクラ谷、コット谷全貌

コット谷の出合は広々。休憩後、正面鞍部目指して出発。
時間は10時50分。余計な所で時間を食ってしまった。
途中で単独行に追い抜かれる。身軽なディパック1つで、
彼は軽やかに駆け登って行った。目指す鞍部は遠い。

稜線鞍部には12時22分到着。2人とももうクタクタ。
さっそく昼食である。天気はいいし景色も最高。ビール最高♪

13時26分、元気回復とは言い難いが、早乙女へ出発。
剣岳を左手に見ながら快適な稜線散歩のはずだったが、
疲れのため足に力が入らずヨレヨレ。残念ながら、
標高1,860m地点でスキーをデポし、空身のツボ足で
15時ちょうどに、やっと早乙女岳に到達。Okadaさんは
頑張ってスキーをつけたままである。バンザーイ(^o^)/
大日岳・薬師岳・弥陀ケ原などが手にとるよう。
今日はもう頂上は諦めていたのである。しかし、残念ながら
時間がない。興奮が醒めぬうちに早々と下山となった。

スキーデポ地点を15時20分にスタート。途中で、
登りで目をつけていた谷に入る。あとは一気に小又川
との出合に直行。大斜面を自由自在に滑って大満足♪



剣岳をバックに

橋の手前でスキーをはずし、滋賀の2人組に聞いていた
林道をたどることになる。しかし、これが厳しかった。
雪の壁の林道は、下は断崖絶壁。いつ落石が起きても
不思議ない箇所もあちこちあり、気が休まらなかった。
途中でやっと下れる雪渓を見つけたときは、思わず
「 助かったー 」

最後の堰堤を越えて、再びスキーをはき、駐車地点には
16時55分着。今日は、徒渉・ヤブコギ・高巻・断崖絶壁
などいろんなことがあった。しかし、剣・大日などの景観と
コット谷の大斜面は、十分にその苦労を埋め合わせてくれる
ものであった。「山スキーは楽し ! 」

大熊岳方面

早乙女岳は近い

薬師岳(早乙女岳にて) 稜線スキー

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